第134章

「パパが現像してくれたの。アルバムに入れたのもパパだよ」

光はアルバムをめくりながら、弾むような声で言った。

「パパがね、この写真は大切に取っておいて、光が大きくなったらまた見るんだって言ってた」

知意はその写真を見つめたまま、ゆっくりと指を握りしめた。

光は何かを察したのか、顔を上げて彼女を見た。その小さな顔から、笑顔が少しだけ引いていく。

彼は少し躊躇ってから、小さな声で尋ねた。

「お姉ちゃんは、パパのこと嫌いなの?」

知意はハッとして、俯いて彼を見た。

湧き水のように澄み切った瞳には彼女の姿が映っており、そこには恐る恐る顔色を窺うような色が浮かんでいた。

嫌い? そん...

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