第162章

光は力強く頷いた。

知意は子供を部屋に引き入れると、背手で迷いなく鍵をかけた。その動作は手際よく、一切の躊躇いがなかった。

ドアの外で、蓮は彼女の警戒心も露わなその仕草を見て低く笑い声を漏らしたが、あえて邪魔立てはしなかった。

部屋の中では、光はとても聞き分けがよかった。知意のパソコンに仕事の画面が開かれているのを見ると、大人しくソファに座って一人で絵本をめくり、少しも騒がなかった。

知意は仕事を進めながら、時折子供の様子を窺った。その度に、胸の奥が熱くなるほど温かい気持ちに包まれた。

一時間ほど経ち、仕事もあらかた片付いた。

知意はパソコンを閉じ、光の頭を撫でた。

「光、お腹...

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