第27章

「当然だろ!」

航は胸を張り、得意げな顔をした。

「驚いたか? 俺はお前の正真正銘の兄弟子なんだぞ!」

知意は確かに予想もしていなかった。

航の実家が裕福で、性格も明るく、写真好きだということは知っていたが、彼と青山を結びつけて考えたことは一度もなかった。

今、彼のその得意げな様子を見ていると、心にのしかかっていた重苦しさがふっと和らぎ、思わず微笑みがこぼれた。

「はい、夏目先輩」

「その意気だ!」

ちょうどその時、挨拶回りを終えた殊がようやくこちらへ歩いてきた。

彼は航に軽く頷き、知意へ視線を向ける。その顔に一瞬目を留め、先ほどより少し落ち着いた様子を見て取ったのか、静か...

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