第46章

心臓を鷲掴みにされたような痛みに、息が詰まる。

その光景はあまりにも眩しく、この四年間、結婚生活で這いつくばるように求めてきたものが、すべて滑稽な一人相撲だったと思い知らされるようだった。

蓮は何かを察したのか、こちらへ視線を巡らせた。

彼の視線はまず知意の蒼白な顔に落ち、一秒だけ止まった。その瞳は底知れず、いかなる感情も読み取れない。

そして、知意の傍らで気まずそうにしている航へと移った。

だが、それも一瞥しただけだった。

彼の目には何の波立ちもなく、冷淡に視線を外すと、再び俯いた。りんご飴を掲げて笑う清香に何かを囁き、手を伸ばして、ひどく甘やかすように彼女の頭を撫でた。

そ...

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