第50章

スマホをナイトテーブルに置き、明かりを消して横になる。

そっと下腹部を撫で、中にいる小さな命が時折見せる胎動を感じると、不思議な力が湧いてくる。

出産予定日はもうすぐだ。お腹の子のためにも、しっかり休まなければ。

目を覚ますと、外はうっすらと白み始めていた。

知意は目覚めてすぐ、お腹の命を確かめるように触れ、それから本能的にナイトテーブルのスマホへ手を伸ばした。

画面が点灯し、冷たい光が目を刺す。

通知が二件。

一件は、アカウント復旧手続きの完了を知らせるもの。

もう一件は……

まったく見覚えのない番号からのものだった。

未読のメッセージが二通、静かに並んでいる。

こん...

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