第69章

神谷邸。

リビングでは、光がローテーブルにうつ伏せになり、夢中で積み木を組み立てていた。

蓮は少し離れたソファに座り、資料に目を通しながらも、時折その小さな背中に視線を送っていた。

チャイムが鳴った。

お手伝いさんがドアを開けると、すぐに航が案内されて入ってきた。

彼は綺麗にラッピングされた箱を手に提げ、入ってくるなり光に向かって手を振った。

「光! おじさんが何を持ってきたか見てごらん!」

光は顔を上げ、目を輝かせると、短い足でトテトテと駆け寄った。

「おじちゃん! おじちゃん!」

航はしゃがみ込み、飛びついてきた小さな体をしっかりと受け止めると、笑いながら抱き上げてぐる...

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