第92章

壇上の下では、記者がマイクを突きつけ、容赦のない質問を投げかけていた。

「宇佐美さん、今回、盛岡が城東のこれほど中核的な新エネルギープロジェクトを宇佐美グループに任せたのは、あなたと盛岡社長の個人的な関係が理由だという噂がありますが、これについてどうお答えになりますか」

宇佐美萌はふっと微笑み、余裕たっぷりに耳元の後れ毛をかき上げた。

「盛岡が評価してくださったのは、関連分野における宇佐美グループのポテンシャルと誠意です。これは双方にとってメリットのあるビジネスパートナーシップにすぎません。もちろん、盛岡社長とは長年の付き合いですし、ずっとよくしていただいているので、その信頼にはとても...

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