第57章

ちょうど、あの意地悪なオバサンに近づくチャンスがないかと思案していたところだったのだ。

今度こそ、いつもママをいじめ抜いているあの悪いオバサンに、思い知らせてやるんだから!


土曜日。

月見華は朝早くから、天ノ川夢乃の別荘を訪れていた。

娘の心はすでに起きており、ダイニングテーブルでお行儀よく栄養満点の朝食をとっている。

「華ちゃん、いらっしゃい!」

天ノ川夢乃は彼女を見るなり、満面の笑みで出迎えた。

「ちょっと聞いてよ、あんたの娘さんのこと! 幼稚園ですっかり人気者なんだから。頭もいいし、堂々としてるし、目立ちたがり屋の子たちを完全に圧倒しちゃってるのよ。...

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