第126章

その瞬間、彼はまるで体内を清冽な泉が流れ出したかのような感覚を覚えた。

目に見えぬ霊気が、全身を駆け巡っていく。

鉛のように重かった肉体が、羽が生えたかのように軽やかになっていくのを感じる。

その不思議な感覚が落ち着くのを待ち、彼は急いで鏡の前へと歩み寄った。

鏡に映る自分自身の姿――そこには、顔に刻まれていた深い皺が驚くほど薄くなった己がいた。

老眼で霞んでいた視界も、まるで近視になる前の数年前の状態へと鮮明に戻っている。

何よりも驚くべき変化があった。

銀白色に染まっていた頭髪が抜け落ち、その下から艶やかな黒髪が次々と生え替わっていたのだ。

今の彼は、五歳若返ったどころで...

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