第242章 小林院長からの電話

「気遣ってくれてありがとう、高橋祐介! 私は元気にしてるわ。お医者様の話だと、あと数日で退院できるそうよ」

その言葉を聞いて、高橋祐介の声は弾んだ。

「いつ戻られるご予定ですか? その時は私がしっかりと手配して、美味しいものをご馳走しますよ!」

小林院長は困ったような口調で言った。

「分かっているわ。今回の入院費、あなたが全額出してくれたんでしょう。数千万円もかかったって聞いたわよ! どうお礼を言えばいいのか……あなたがいなかったら、私の命はとうに尽きていたでしょうね」

そこまで言うと、小林院長の言葉は涙声になった。

高橋祐介は胸を締め付けられるような思いだったが、気丈に振る舞っ...

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