第28章

「ここには安いものもあるわよ!」

藤原太郎はそう言いながら、すでに足早に中へ入っていった。

高橋祐介もなんとなく店内をぶらついてみた。

すぐに、彼は隅の方で古風な雰囲気のノートを見つけた。

価値がないためか、そのノートはテーブルの上に無造作に置かれていた。

高橋祐介は少し眉をひそめ、手を伸ばしてそのノートを取り上げた。

次の瞬間、彼はその中の文字が非常に奇妙に書かれているのを目にした。

おそらく神父が残したものだろう。

記載内容からすると、少なくとも18世紀頃のものと思われる。

中には「除霊の呪文」のようなものが明確に書かれ、その後には工芸品の製造方法なども記されていた。

...

ログインして続きを読む