第364章 隠れた禍根

藤原おばあさんは金を受け取ると、口元にいくらか笑みを浮かべて言った。

「ちゃんと言うことを聞くなら、あんたたちのことは粗末にしないよ。さあ、今日は洋食屋でうまいもん食べに行くよ!」

そうして一行はレストランへ向かい、ホール席に腰を落ち着けた。

ここ最近の暮らしがあまりに苦しかった反動だ。ご褒美とばかりに、全員が料理を2品ずつ頼む。しかも、全部が肉。

店内には空調もなく、脂の多いものをこれでもかと食べれば、額に汗がにじむのは当然だった。

それでも藤原家は上機嫌だった。中でも藤原公雄と藤原龍一の2人は、頭から汗を噴き出す勢いで、夢中になって口へ運んでいる。

福田彩花もかなり食べた。海...

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