第366章 摘み取り園

石川隆は高橋祐介の許可を得ると、即座に手配へ取りかかった。

「お前ら、前に決めた担当どおりに植えていけ。いいか、慎重にやれよ。苗を傷つけたら承知しない。上手くやったらたっぷりボーナスを出す。失敗したら――容赦なく減給だ!」

その一言で、皆の空気が一気に弾んだ。

来る前から石川隆は言っていたのだ。ひとりにつき二万のボーナスだと。

胸が高鳴らないはずがない。

源流館の別荘はとにかく広い。前庭も裏手も、使える余白がいくらでもある。

高橋祐介は、この別荘の敷地に合わせて専門に設計までさせていた。

奥さんが気に入ってくれるなら、いずれはガラスの温室も作るつもりだ。そうすれば外の天候がどう...

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