第37章

「まさかあなたが私のお祝いに来てくれるなんて!ありがとう!」

葉山梓はもともと、この成功の喜びを一緒に分かち合える人が欲しかった。

藤原龍一がこんなタイミングで現れるとは思わなかった。

彼女は心から嬉しかった。

葉山梓が拒否しなかったのを見て、藤原龍一は安堵の息をついた。

「じゃあ、行こうか!」

以前天海での経験があまり良くなかったため、今日の藤原龍一はわざと小さめのレストランを予約していた。

特に理由はない、ただ今度また天海に懲らしめられるのが怖かっただけだ。

前回の金額は、彼もかなりの労力を使って集めたのだから。

しかし今回のレストランも決して見栄えの悪いものではなかっ...

ログインして続きを読む