第370章 心配しないで

「そんなに考えて、どうするの?」

藤原のばあさんはトマトをかじりながら、どうでもよさそうに言った。「これからは新鮮な野菜が食べられるんだよ! こっちが金を出す必要もないし! 出費もずいぶん浮くじゃないか!」

藤原公雄は笑ってうなずく。「いいね!」

その食卓には、高橋祐介の家の食材を使って、うまそうな料理がいくつも並んだ。

おいしすぎて、皆の顔も自然と明るくなる。

ところが、野菜は一食であっという間になくなった。空っぽになった皿を見つめ、藤原のばあさんが口を開く。「まさか高橋祐介の家の野菜がこんなにうまいとはねえ。午後になったら、またあいつの畑から摘んでくるよ!」

藤原龍一が不安げ...

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