第375章 争い

「でたらめ言わないで! 尾川家が重く見てるのは、うち藤原家の“力”よ。たとえあんたが海外で野垂れ死にしようが、尾川家は結局うちを頼るの。今日みたいな地位だって、まだ手に入れられる!」

藤原家の祖母は怒鳴り散らし、福田彩花の言葉を一切認めようとしなかった。

その否定を聞いた彩花は、鼻で笑う。

「あんたみたいな自己中の守銭奴が、藤原家をここまで落としたのよ。これからもずっとあんたが握ってる限り、藤原家の暮らしは悪くなる一方だわ」

そう言って、今度は藤原公雄へ視線を向けた。

「それに、あんた。そんな怒ってる顔しないで。私が浮気したから何? 好きでやったと思ってるの? 私は生きるために、そ...

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