第379章 ちゃんと言うことを聞け

「尾川さん、ご心配には及びません。藤原家は一丸となって高橋祐介に当たります。あなたのご命令とあらば、必ず従います!」

藤原のおばあさんは弾む声でそう言った。尾川賢治の機嫌を損ねるのが怖くてたまらないのだ。

その保証を聞いて、尾川賢治はようやく満足げに口を開く。

「お前らがきちんと働いてくれりゃ、こっちも相応に報いる」

「承知しました!」

通話を切るなり、藤原のおばあさんはすぐさまその件を藤原公雄たちに伝えた。

尾川賢治が「団結」を強調したと知った福田彩花は、胸の内でほくそ笑んだ。

あの一言がある限り、藤原公雄が自分と離婚するはずがない。そう確信していた。

福田彩花の笑みを見た...

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