第386章 A隊に対応する

「今から向こうへ向かうなら、スピード勝負だ!」

尾川家の連中は、もう動き出しているに違いない。

だが鳴海は、深山からするとS市よりもさらに遠い。つまりこの距離差が、高橋祐介にわずかな猶予をくれる。

速ささえ間に合えば、尾川家Aチームが深山に着く前に、こちらが先に辿り着ける。

祐介はその場を離れ、上田明へ電話を入れた。

「今すぐプライベートジェットを手配してくれ。佐能家の親子がいる方へ、すぐ向かう」

『かしこまりました、少爷。S市の空港にはいつでもこちらの人員が待機しております。機体も高橋家専用で、一般機より足が速い』

『高橋家は昔から、時間は金だと考えておりますから。数分の差が...

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