第387章 待つ

一時間あまり経ったころ、高橋祐介の乗った機体は、指定の場所へと着陸していた。

そのすぐ脇には、あらかじめ手配されていたヘリコプターが待機している。

高橋祐介はタラップを降りるなり、真っ先に上田明へ指示を飛ばした。

「塔台に連絡しろ。尾川家の飛行機が、いつ降りるか調べてこい」

上田明は慌ててスマホを取り出して電話を入れ、すぐに報告する。

「坊っちゃま、さすがです。塔台の話だと、さっき尾川家から申請が入ったそうで……プライベートジェットは一時間後に到着だそうです!」

高橋祐介はうなずき、口元に満足げな笑みを浮かべた。

「一時間あれば十分だ。先に行って景色でも見てくるぞ」

そう言い...

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