第395章 牛の角の飾り

小林美穂が笑いながら言った。

「この包み、大きいでしょ? 中身は全部、牛の角の飾りなのよ!」

「牛の角?」

藤原未咲が怪訝そうに眉をひそめる。

「そんなの買ってきて、何に使うの?」

小林美穂が得意げに包みをほどくと、中から牛角の飾りがどさどさと姿を現した。

藤原未咲は目を丸くする。

「お母さん……こんなに買って、どうするつもりなの?」

小林美穂がにやりと笑った。

「被るためじゃないわ。ベランダに、ぜーんぶ飾るのよ!」

「病院でさ、あの人たちがおっぱじめてたの、見たでしょ? 福田彩花が浮気して、藤原公雄が寝取られたってやつ」

小林美穂は肩を揺らし、愉快そうに続ける。

「...

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