第396章 罵り合い

「やれるもんなら、あたしを殺してみなさいよ!」

小林美穂はそう言うと、わざと小馬鹿にした笑みを浮かべた。

「ほんっとにそんな度胸があるならさ、真っ先にやるべき相手がいるでしょ? 浮気した奥さんよ。なんであたしみたいな無関係の人間に噛みついてんの?」

「黙れ!」藤原公雄が怒鳴り声を上げる。

ろくでもない男ではあるが、腕っぷしに関しては小林美穂のほうが一枚も二枚も上だった。

小林美穂の戦闘力は、藤原公雄ひとり相手どころじゃない。藤原家の連中が総出で並んだところで、彼女に敵うはずもない。

藤原公雄が怒りで理性を飛ばしかけたのを見て、小林美穂は楽しげに口元を上げた。

「でもさ、あたし、...

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