第405章 すごい処方箋

高橋祐介が団地のゲートまで歩いてくるころには、ジョゼが彼のポルシェで、もうしばらく前から待っていた。

高橋祐介の姿を見つけると、ジョゼは慌てて手を振る。

「高橋さん、こっちです!」

高橋祐介はすぐに駆け寄り、車に乗り込んだ。

今日のジョゼはわざわざスーツ姿で、なかなか様になっている。

ジョゼが興味津々で尋ねる。

「今日は佐能家製薬に行くってことは、何か提携の話でも?」

高橋祐介はうなずいた。

「向こうが佐能家製薬の株を七〇%、私に譲る。お前には契約書まわりを全部まとめてもらう」

それを聞いたジョゼは、言葉を失った。

佐能家製薬は巨大企業というほどではないが、それでも最低で...

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