第415章 オークション開始

「まさか、降参するつもりじゃないだろうな!」

鶴来大智は平然と言い放った。

高橋祐介はふっと笑う。

「この一生、俺が負けを認めることは絶対にない」

そう言い切ると、高橋祐介は鶴来大智を相手にすることなく、周囲へ向けて声を張った。

「じゃあ、オークションのルールを簡単に説明します。鶴来さんは、この薬剤は自分の宝石のネックレスほどの価値はないって言いましたよね。だったら――開始価格は1億2000万です」

「……はあ? 正気かよ!」

鶴来大智は、1億2000万という数字を聞いた瞬間、目を見開いた。

「高橋祐介、お前、頭がおかしいなら病院行ってこい! こんなモンで1億超え? 客が全員...

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