第416章 オークション終了

こいつら……最低でも資産が数百億はある連中だ。だから値の吊り上げが、やけに速い。

金は大事だ。だが時間さえあれば、いくらでも増やせる――彼らは本気でそう信じている。

その一方で、鶴来大智にとっては違った。

誰かが入札額を上げるたび、自分の頬を容赦なく張り倒されている気分になる。

生まれてこの方、こんな恥をかいたことはない。

……だが、まだ序の口だ。

何より胸をえぐるのは、このあと本当に、あのサファイアのネックレスを飲み込まされるのかという現実だった。

会場はいまも、火花が散るような競り合いの真っ最中。

田上新一、石川隆、景山明の三人は、この機会を逃す気がない。ほかの連中も、歯...

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