第429章 これはチャンスだ

「そんなことない!」

鶴来礼美は即座に否定した。「松本夢子のことは、わざわざ人を使って調べさせたの。あの子は本当にいい子よ。T市の女の中で、彼女以上ってそうそういない。しかもね、こっちの報告じゃ、松本夢子は男と関わったことがないって」

そこまで言うと、礼美は声をぐっと落とした。

「教えてあげる。前に松本夢子が病院で検査を受けたときの報告の一つに……処女膜が保たれている、って書いてあったの」

「えっ……?」鶴来大智の目つきが、露骨に欲を帯びる。

「まさか、まだ処女だったなんて」思わず口を滑らせた。

礼美が眉をひそめ、叱り飛ばす。「何度言ったらわかるの。そんな下品な言い方、やめなさい...

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