第441章 お手数をおかけしました

「うちの旦那に、もう少し見栄えのいいウェディングドレスを探してあげてって頼んだら、ここに連れてきてくれたの!」

そう言いながら、藤原未咲は松本夢子へぎこちない笑みを向けた。

「松本さん、まさか今日いらっしゃるなんて……お手数おかけします!」

藤原未咲の言葉を聞いた松本夢子は、にこやかに口を開く。

「高橋奥様、何をおっしゃいますの。うちでは奥様も高橋様も、ずっと“特別なお客様”ですもの。どんなことでもお声がけいただければ、最優先で手配いたしますわ」

そう言って松本夢子はすっと身を引き、入口を示した。

「お二人とも、どうぞ中へ」

松本夢子を前にして、藤原未咲も上野千聡も、どこか落ち...

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