第447章 要求

「こんな話を、真っ先にうちのことを考えてくださったのは本当にありがたいんです。でも……この金額じゃ、さすがに少なすぎます!」

山越菜々枝は迷いがちに、そう切り出した。

彼女の要求に、金浦宜子はふっと笑う。

「うちは付き合いも長いんだし、回りくどいのはやめましょ。いくら必要か、はっきり言って。私から一円家に話を通すわ。向こうが首を縦に振れば、日取りも決められる。時間がないんでしょ? こっちも急ぐわよ」

山越菜々枝は小さくうなずいた。

「じゃあ、遠慮なく言うわ。向こうが出すなら……三億」

さらに続ける。

「資源とかは、向こうが前に言ってた段取りのままでいい。日取りも選ぶ必要はないわ...

ログインして続きを読む