第69章

景山明の問いかけに対し、松本夢子もまた、包み隠さず口を開いた。

「ええ、本当よ! それに、当時私たちが招いたのは鳴海きっての第一人者、神崎竹史先生なの。三日の寿命というのも、彼がそう診断したのよ!」

その言葉を聞いた瞬間、景山明の胸は激しく高鳴った。

鳴海ナンバーワンの実力者、神崎竹史の手腕は、誰もが知るところだ。

その彼が「助からない」と断じた人間を、高橋祐介は三年も延命させたというのか。

だとしたら、他の病気ならどうなる?

そう考えた途端、景山明は激しい後悔に襲われた。

こんなことなら、最初から阿部聖仁など信用するべきではなかったのだ。

「それに神崎様は、高橋...

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