第108章

ナサン視点

スター・シャドウのコミュニティセンター地下にあるアルファ訓練施設は、秘密厳守と強さのために設計されていた。補強された壁、防音の部屋、完全に変身したアルファ狼の力にも耐えうる特別な器具。俺は主室の中央に立ち、上半身裸のまま、汗で光る肌の感覚を意識しながら、新しく得た能力を制御することだけに集中していた。

アルファの称号を継いでから三日。父が最後の息を引き取った瞬間、力が血管の奥まで一気に駆け巡ってから三日。酔うほどの強さだった。これまで味わったどんなものとも違う。だが――何かがおかしい。

目を閉じ、外で待機している警備主任コナーとのマインドリンクを確立しようと意識を絞る。

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