チャプター 11

ジュリア視点

図書館へ向かって歩きながら、カイアにからかわれているにもかかわらず、私は少しずつ肩の力が抜けていくのを感じていた。ダニエルがそばにいると落ち着く。ネイサンや家族の周りでいつも感じていた、あの絶え間ない緊張とはまるで違った。

「奨学金、どうして応募しようと思ったの?」私は自分の頭の中で話題を変えたくて、そう尋ねた。

「大半は、自分を証明したかったからかな」彼は答えた。「うちは学費を払える。でも、自分の力で勝ち取りたかったんだ。それに奨学金って、お金だけの話じゃない。学生が本当の意味で自立する助けになる。必要としてるやつには特にね」彼の手がまた私の手に触れた。今度は偶然じゃない...

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