第115章

ユリア視点

ようやく服を整え、気持ちも落ち着かせたころには、まだ息が少し乱れていた。わたしはマシューの胸に身を預け、力強い鼓動を聞きながら、小さく囁く。「次の月の集いでは、みんなに見えるところで、あなたの手を握りたいの」

マシューはわたしをきつく抱きしめ、頭のてっぺんに口づけを落とした。「それは光栄だ、ユリア・ホワイト」

足元の森の地面は驚くほど心地よかった。長い歳月積もった松葉がふかふかのクッションになっている。マシューの逞しい腕が肩を抱き、わたしは胸に頬を寄せて、一定のリズムで刻まれる心臓の音に耳を澄ませた。頭上の高いポンデローサ松の隙間から陽がこぼれ、絡み合ったわたしたちの体にまだ...

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