第126章

ジュリア視点

私は深く息を吸い込み、感染の危険を最小限に抑えつつ、群れ同士の接触を限定的に許容するための修正案を説明しはじめた。

「まず、すぐに導入すべきなのは、屋内での集まりでは例外なくマスクを着けることです」そう言いながら、私はホワイトボードに手早く図を描いた。「顔を覆うのを狼たちが嫌うのはわかっています。匂いの感覚が鈍るから。でも、この改良型なら匂いの通り道を確保しつつ、空気中の粒子はきちんと濾過できます」

最後の研究課題で私が作り上げた、特殊なマスクの設計図を描き足す。

「それから、週一回の教育プログラムも立ち上げましょう」続けるうちに自信が増していくのが自分でもわかった。医療...

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