チャプター 15

ジュリア視点

「今夜は嬉しそうだな、ジュリア」春の谷のコミュニティセンターを歩きながら、父は穏やかな笑みを浮かべて言った。「連れてきてよかった。せっかくだ、楽しんでこい。飲みたければ一杯くらい飲んでもいいぞ」

私はうなずき、心からの笑みを返しながら客たちの輪に加わった。まず驚いたのは、春の谷のパックが星影とはまるで違って感じられることだった。空気が軽い。厳格な序列に神経を尖らせるような気配が薄いのだ。式の途中、マシューが小さなステージに上がったときも、彼のベータであるジェームズがすぐそばに立っていた。こちらのパックなら求められるはずの大げさな恭順ではなく、肩の力の抜けた自信がそこにはあった...

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