第154章

マシュー視点

俺はハンドルを握りしめ、拳が白くなるほど力を込めたまま、夜明け前の人気のない高速道路を四輪駆動車でさらに飛ばした。スター・シャドウの群れから遠ざかる一マイルごとが、胸の奥を実際に引き裂かれる傷のように感じられる。

『間違ってる。引き返すべきだ』俺の狼、ハティが意識の底で唸った。

「無理だ」俺は空っぽの車内に向けて囁き、ジュリアに書き残した言葉を無理やり思い出した。短い書き置きだった――国境の問題に対処するためスプリング・バレーへ戻ること、彼女の統率を讃えること、群れの事情で俺たちの間を隔てるべきではないこと。慎重に選び抜いた、理屈の通る、責任ある文面。

だが今となっては、...

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