第159章

マシュー視点

同盟の群れ間パンデミック対策会議には、三十分早く到着した。中立地帯のロッジにある会議室はまだほとんど空で、それが都合がいい。わざと「スプリング・バレー」と書かれた席を選び、真正面にある「スター・シャドウ」と札の立った空席を見据える位置に腰を下ろした。どうしても、視線がその椅子から離れない。

(もうすぐ来るはずだ)

ハティが頭の中で落ち着きなく歩き回り、ジュリアにまた会えることへの期待と不安を、俺と分け合っていた。パンデミック対応の書類を綴じたフォルダーを五度目に整え、また腕時計を確かめる。会議開始まであと十分。それでも彼女の姿はない。

「コリンズ・アルファ、またお会いでき...

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