チャプター 16

マシュー視点

俺はコミュニティセンターの隅に立ち、口もつけていないウルフズベイン入りのウイスキーのグラスを手の中で温めていた。視線が、ほんの数分前まで彼女が立っていた場所へと流れる――あの表情豊かな茶色の瞳をした看護学生。ジュリア・ホワイト。

奨学金試験のことを尋ねられたとき、俺があしらった瞬間に彼女の顔から光が消えた、その落ち込み方が、いまだに脳裏にこびりついて離れない。

――いったい何をやってるんだ、コリンズ。心の中で自分を叱りつける。本当は励ますつもりだった。「君みたいに優秀な学生なら、試験のことなんて心配する必要はない」そんなふうに。なのに口から出たのは、冷たくて突き放すような言...

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