チャプター 162

マシュー視点

ジュリアの部屋の外にある廊下が、これまで歩いたどんな道よりも長く感じられた。ノックした手がまだひりつく――三度叩いて、あとは沈黙。彼女が中にいるのはわかっていた。扉越しに、そこにいる気配がまるで物質みたいに伝わってくる。頭の中で、俺の狼――ハティが落ち着きなく行ったり来たりしていた。

『ぶち壊せ』とハティがせき立てる。『あいつは俺たちのものだ。殴られた子犬みたいに、こんなところで突っ立っていられるか』

無視して、俺は扉の向かいの壁に背を預け、そのままずるずると滑り落ちて床に座った。手の中のくしゃくしゃになったメモ――彼女が読むのを拒んだあれ――が、千ポンドはありそうな重さで...

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