チャプター 168

ジュリア視点

「刻印して、アルファ」私は囁いた。言葉は、迷い直すより先に唇からこぼれ落ちた。

マシューは私に密着したまま凍りつく。ゆっくりと顔を上げ、視線がぶつかった。瞳に宿る強さに身が震えたが、逸らさない。私の確信を、彼に見せる必要があった。

「本気か?」声が唸り声へと落ち、普段よりさらに低くなる。彼の狼――ハティが前へ押し出すのを、私は見て取った。琥珀色が瞳に滲み込んでいく。「これは、取り消せないぞ、ジュリア」

私は頷き、その視線をまっすぐ受け止めた。「卒業してからずっと、覚悟はできてた」静かに言う。「でも、そのあと……いろいろあって……」

言葉は途中で途切れた。けれど、言わずに...

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