チャプター 17

ジュリア視点

寮の部屋の鏡に映る自分を見つめながら、エドワードの引退式で投げつけられたマシューの突き放すような言葉が、まだ耳の奥で鳴り続けていた。

「ちゃんと話を聞いてきた学生なら、質問は誰にとっても単純なはずだ」

その冷たい口調は、頬を叩かれたみたいだった。私は頭の中で彼を、ネイサンとは違う人物――私を尊重し、価値を認めてくれる誰か――として勝手に作り上げていた。けれど、あの短いやり取りだけで、そんな幻想は粉々に砕け散った。結局、アルファは皆同じなのかもしれない。傲慢で、人を見下し、自分の力にしか興味がない。

(考えすぎかもしれないよ)カイアが心の中でささやく。(ただ、仕事として対応...

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