第172章

ジュリア視点

最初の数日間の変化はさすがに圧倒されるものがあったが、そのあと数日が過ぎるにつれて、物事は思っていた以上にすんなり進んでいった。スプリング・バレーへ移るつもりだと話し、病院には別の看護師を探してもらう必要があると説明すると、事務方は驚くほどあっさり同意してみせた。

「うちの管理体制は今はずっと整っていますから」モーガン医師はそう言って私を安心させた。「短期間なら人手が一人分減っても回せます。それに、夏休みの間に三年生がインターンで来るんですよ――あなたの大学の、アンバーが」

その名前を聞いた瞬間、思わず笑みがこぼれた。かつてのルームメイトの名だ。

「アンバー? 私、昔同じ部...

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