第175章

ジュリア視点

私は唇を噛んでうなずいた。言葉にならないまま、彼の視線に縫い留められて動けない。

マシューがシャンパンに手を伸ばし、指がボトルの結露をすっとなぞった。「まずは乾杯を――」

「だめ」自分でも驚くほどきっぱり遮っていた。下半身はもう疼いて、空っぽで、耐えがたい。「夕食で飲んだでしょ。待てないの」

私は大胆に動いて、彼の逞しい太腿にまたがった。座面のクッションがふたりの重みで沈み、私は彼の上に腰を落ち着ける。途端に彼の手が私の腰を掴み、指が肉に食い込むほど強く締めた。刻まれる痕が目に浮かぶ。繋がりを通して伝わる彼の驚きは、すぐに獣めいた衝動へ変わった――内側で膨らむ私の空虚さ...

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