チャプター 183

ユリア視点

ノックの音がするころには、キャビンの外の空はもう深い青に沈み、雲が木々の上に低く垂れこめていた。私はまだ半分パリ時間のままで、柔らかなセーターにくるまり、髪はどうにかしようとするのを諦めた、ぐしゃっとしたお団子にねじってある。

カイアが私の内側で顔を上げ、耳をぴんと立てた。来た。

マシューが私より先に扉へ向かう。裸足が木の床を静かに滑る。私は一歩だけ後ろで、手のひらが急に湿っていくのを感じながら立ち止まった。

大丈夫だ。つがいの絆越しに彼の声が届く。神経をそっと撫でるような、温かな感触。相手はジェームズとオリヴィアだけだ。

ジェームズとオリヴィアだけ。私たちのベータと、そ...

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