エピローグ

ジュリア視点

雨が小屋の屋根を叩くたび、ゆっくりとしたリズムが生まれる。

最初は、ただのいつもの痛みだと思った。今週ずっとこんな調子だった――下腹部をきゅっと締めつける帯みたいな圧迫が来て、それからすっと引いていく。文句のひとつも言いたくなる程度で、真夜中にオリヴィアを呼び出すほどじゃない。

横向きのまま身じろぎして、毛布を引き上げ、背中が痛まない「そこ」を探す。マシューは背中にぬくい、どっしりした重みで寄り添っていて、腰に回した腕は、まるで世界ぜんぶをそのまま固定できると思っているみたいだ。

その圧がまた締まる――さっきより強く、もっと下のほうで。思わず息を吸い込む。

内側のカイア...

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