チャプター 26

ジュリア視点

奨学金に選ばれた瞬間は、ただただ勝利の甘さに満ちていた。けれどそのあとでマシュー・コリンズと夕食を共にすることになる――そう思った途端、胸の奥に奇妙な不安と期待がないまぜになって押し寄せてきた。

彼に最後に会ったのは、エドワードの退任式だった。そのときの彼は冷たく、取りつく島もなかった。そして奨学金の結果が掲示された日に遠目で見かけた彼は、感情の読めない顔をしていた。

机の上の正式な招待状を手に取り、もう一度目を走らせる。式典は大学の小さな講堂で行われ、その後はル・ジャルダンで会食――スプリング・バレーの群れの者たちがよく足を運ぶ高級レストランだ。そう書かれているのを読むだ...

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