チャプター 35

ジュリア視点

見知らぬ客用ベッドの上で寝返りを打つと、頭の奥が杭で打ち抜かれるみたいにガンガンと痛んだ。

ウイスキーなんて飲むんじゃなかった――いや、美味しくて、喉を焼くようで、エリックの言葉が突き刺した痛みを一瞬だけ麻痺させてくれた、そんな過ちだ。けれど今になって利子までつけてきっちり報復してくる。柔らかな綿のシーツでさえ、過敏になった肌には紙やすりみたいに擦れて不快だった。

半分意識が沈んだまま、さっきの断片が浮かぶ。ダニエルの穏やかな拒絶、理解するような言葉、涙を拭ってくれた指先、どこにも行かないと約束した声。彼が、走ってくる、狼の姿で頭を冷やしてくると言っていたのをぼんやり覚えて...

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