チャプター 53

ジュリア視点

一月の冷たい風に肩をすぼめ、キャンパスを重い足取りで横切った。会議が終わってからもう一時間近く経つのに、感情が爆発したあとの緊張が、第二の皮膚みたいにまだまとわりついている。数人の学生が刺すような寒さに頭を下げて足早に通り過ぎていく。私に無関心なのは、私が彼らに無関心なのと同じだった。

最悪だ。みんなの前で完全に取り乱した。よりによってマシュー・コリンズの前で。ダニエルのことを単なる質問で聞かれただけなのに、噛みつくみたいに言い返してしまった――そう思い出しただけで、首の後ろがかっと熱くなる。

『間違ってたってわけでもないけどね』カイアが口を挟んだ。ここ数日、異様なほど沈黙...

ログインして続きを読む