第七十一章

ジュリア視点

――会いたかったか、相棒?

ネイサンの声が、背骨に氷水を流し込むみたいに意識の奥を這った。あれから何日も経つのに、思考のなかに入り込んでくるこの馴染んだ気配は、いまだに肌を粟立たせる。肩に置かれたマシューの確かな手が現実へと私を繋ぎ止め、私は反射的にリンクを断ち切りたくなる衝動と戦った。

――新しい護り手を見つけたようだな。

ネイサンは続け、心の声音には見下した甘さが滲んでいる。――なんとも微笑ましい。

私は唾を飲み込み、リンクを保ったまま思考の扉を固く閉ざすことに意識を集中した。「来てる」私はマシューに囁いた。彼は私の顔から目を離さず、口元の皺に心配が刻まれている。

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