チャプター 75

ジュリア視点

その後の数日間も、ネイサンは凝りに凝った求愛を続け、それは群れ全体がざわつくほどの見世物になっていった。水曜日の朝、私はコミュニティセンターの事務室で手伝いをしていたのだが、正面ホールのほうから騒ぎが聞こえてきた。気になって廊下に出て確かめに行き、扉口で足が止まった。

外には配送トラックが横付けされ、制服姿の男が四人、途切れることのない異国めいた花のアレンジメントを次々と運び込んでいる。ラン、ユリ、見たこともない色合いのバラ――濃密な香りがホールいっぱいに満ち、くらくらして頭が揺れた。

「何が起きてるの?」私は隣にいた事務の職員に尋ねた。

彼女が答える前に、配送の責任者ら...

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