チャプター 76

マシュー視点

俺はジェイソンの後を足早に追った。頭の奥では、ジュリアが告げたネイサンの脅しがまだ反響している。背後で会議室の扉が、かちりと決定的な音を立てて閉まった。その音が、彼女の必死の言葉ごと切り離してしまったように思えた。心の内側ではハティが落ち着きなく歩き回り、引き返せとせき立ててくる。

「ジェイソン、北の境界の状況はどうなってる?」廊下を大股で進みながら、俺は詰め寄った。「ならず者は何匹だ。負傷者は?」

ジェイソンは速い歩調を崩さない。表情は読めないまま、角を曲がり、人目につかない奥まった壁龕へ俺を導いた。そこに着くと、彼は唐突に足を止め、こちらを向く。肩の力がふっと抜けたその...

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