チャプター 77

ジュリア視点

食堂の蛍光灯が、誰もいないテーブルの上に容赦ない影を落としていた。わたしは夕食をつつきながら、ほとんど手を付けられずにいた。鶏肉はぱさぱさで、野菜は煮え過ぎている。けれど、食事の出来なんて今のわたしにはどうでもよかった。腕時計を何度も確かめ、入口のほうへ視線を投げてしまう。過ぎていく一分一分が、胃の奥の結び目をきつくしていった。

ネイサンのサプライズ。ジェイソンが何気なく口にした言葉が、含みのある粘ついた響きを伴って頭の中で反復する。ネイサンはいったい、どんな「サプライズ」を用意しているというのか。ろくなものじゃない――それだけは確実だった。

夕食のあと、わたしは共同センタ...

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